紀元

評価:5/5点5 stars

前回は親戚一同での宴会だったので、やっぱり紀元はカウンターに座って少しずつ作ってもらった方がおいしいという結論に達した。というわけで西方向へのお出かけの帰りは紀元へ。特にこの日は日生で生ガキを空振りしているので敗者復活という側面もあった。

クリスマスイブだからかどうか知らないがけっこう混んでいる。最初の方は例によってビールを飲みながら焼売とか酢豚といった普通のものを食べていたが、店主がこちらにサインを送りながらオーブンで鶏を焼き始めた。

Dscf1640-Small鶏の五香風味ロースト

その結果おすそわけにあずかったのがこの五香風味のロースト。五香というと醤油味というのが普通だが、これはほとんど、あるいは全く醤油を使わずに塩味でローストしている。これが五香の香りと鶏そのものの味を引き立てていて抜群にうまい。もちろん焼き加減も中はジューシー、外はぱりっと完璧な出来。

Dscf1641-Small野菜と腸詰めの炒め

今日は腸詰めの何かを食べたかったのでこの野菜炒めにした。うまい。

店主が10年以上前の新聞記事を見せてくれた。そこにはいくらか若い店主が写っていて彼の思想の断片が書き留められているのだが、その記事によるとチャーハンや焼きそばは必ず自分が作るとのこと。普通は若いスタッフに作らせるものらしいが、最も人気のあるメニューがこの二つなのでそこは大将自ら腕を振るうべきであると。客に確実においしいものを出すため、ということらしい。確かにいつ見てもチャーハンやローメンは店主が作っている。

Dscf1642-Small普通のチャーハン

もともとチャーハンを頼むつもりだったので、この話を受けて「一番普通の」チャーハンを頼んだ。今までにも野菜のチャーハンと腸詰めのチャーハンを食べていたが、今回出てきたのは叉焼入りの本当によくあるタイプのチャーハン。うまい。

店主のアドバイスに目から鱗が落ちた。まず火加減は中火。強火だと焦げるからだと言っていたが、家庭用のコンロではそもそも強火にならないのでこれは割り引いて考えるべきか。でも確かにけっこう時間をかけて炒めていたので、焦げない程度の火力でしっかり炒めるというのがポイントなのだろう。次にご飯は温かいものを使う。お冷やの方が良いとされているがそうではなく、冷めていたらレンジで温めてから使うべきだそうだ。紀元のチャーハンはたしかにふっくらと仕上がっているが、そのせいなのかもしれない。

この時期はおせちの発注が多いらしくよく電話がかかってくる。店を出た時店主は電話中だったが、歩き出したらすぐに入口まで出てきて手を振ってくれた。生ガキには振られたが紀元の大将のおかげで満足の二人であった。

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