North County Trailway サイクリング

Brewster 駅出発前 Brewster 駅出発前

先週のバーリントンで味を占めたサイクリングに出かけた。自分たちのチャリができたので走りに出たい。せっかく折りたたみチャリなのだから電車に乗せて出かけたい。そして何よりもサイクリングにちょうど良い気候だ(それまで梅雨のない NY なのに 3週間ほど梅雨以上降っていた雨が小休止している)などの要因も重なり合って、気分はサイクリング方向に高まっていたのだ。軽い遠出になるが kame がネットで見つけた North County Trailway というマンハッタンの北側の郊外にあるサイクリングコースに行くことにした。ちょうど 7月4日の独立記念日がらみの 3連休なので、昨日しっかり休養をとったしバテてしまっても回復のために一日残されているので、ちょっと頑張ってみることにした。

最寄りの地下鉄の駅まで走り、7番で Grand Central 駅に。Metro North の Harlem Line に乗り換えて終点の一つ前 Brewster で下車。そこから自転車でサイクリングコース North County Trailway の出発点へ行き、あとはひたすらコースを南に下りながらマンハッタン方面をめざす。疲れしまったら、途中何カ所かある避難路を利用して駅に出て電車で帰ってくればよいのだ。

地下鉄にチャリを乗せるのも、Grand Central から電車にチャリを載せるのも共に初体験なので余裕を見て家を出る。電車は一時間に1本なので乗り遅れたくない。車いすなどは通ることができても自転車は出入りできない地下鉄の入り口があるということを学んだし(自転車は人のいる窓口近くからしか出入りできないようだ)、新しいことをすると発見がある。やはり時間的ゆとりが大切だ。Grand Central 駅では祝日でみんな郊外に遊びにいくのか我々が乗ろうと思っている電車に向かう人が予想以上にたくさんいた。

ホームで駅員に行き先を聞かれたので答えると前方の車両に乗れと言われる。あとで分かったことだが、ホームの関係で駅によって前側の車両の扉のみ開いたり後ろ側の車両の扉のみ開いたりするので、我々が降りる駅でドアが開く車両を教えてくれたようだ。

 Metro North の Brewster 行きの切符 Metro North の Brewster 行きの切符

「折りたたみ自転車」は別料金を取られることもなく車両に持ち込むことができる。車いすスペースのあるところが余裕があったので、チャリを簡単に畳んでおいておく。

電車に積んだチャリ電車に積んだチャリ

あまり駅に止まらない電車で80分ほど。車窓を眺めながらこの距離を一日で戻ってくるのは無理だと感じる。運動不足でリハビリが必要な身だし、着いたらもうお昼前だし。

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駅に着くと同じ電車でもう一組、同じ目的とおぼしきカップルがいた。駅からサイクリングコースまでは少し距離がある。途中モールで昼食用のサンドイッチを仕入れたときに店の張り紙を見ると、今日は7月4日のためお昼過ぎで早仕舞いをするとか。ということは、多分今日は休みだったり、営業時間を短縮する店がたくさんあるかも。

North County Trailway のサイトに常時どこかの部分を工事していると書いてあったが、なんと出発地点の道が工事中で No Bike の看板が出ている。迂回路を探そうと iPhone で地図を出そうとするが、自転車道の出ている地図のロードが遅すぎて話にならない。とりあえず、ロードの速い Google Map の地図を頼りに kame が適当に南を目指す。

自転車道路ではないけれど車は少ないし緑は多いし気持ちがよい。道路に面したところから個人の敷地になって、広い庭があって、大きな家が建っていてるというパターンが続くのだ。休憩したくても、人の家の庭先で休むわけにもいかないし、といって公共のスペースもないし、公共の場というものを考えない個人主義のアメリカらしさがよく出ている。ヨーロッパだと小さな田舎の村でも公共の場所があるのに。やっぱり人間的につまらない国だわ。

運動中に血糖値が下がるのが苦手な lulun は体調的にまずいなと感じ始めて、あと10分走って休めそうな場所がなかったら、立ったままでもいいからクッキーかバナナを口に入れようとまで考える。そんなときに、小さなモールのようなところを発見。もちろんベンチなんてないけれど、駐車場の片隅に腰を下ろしてサンドイッチぐらいは食べることはできる。助かった。

iPhone でサイクリングマップをロード中 iPhone でサイクリングマップをロード中

休憩中に kame がロードにめちゃめちゃ時間のかかるサイクリングマップを表示させて合流点を探す。GPS が付いているのと、通信ができるというのはこういう時に本当に助かる。予備の外付けバッテリーを持ってきて良かった。

「チャリ注意」の標識 「チャリ注意」の標識

「チャリ注意」の標識がでた。自転車道路は目の前だ。

North County Trailway North County Trailway

専用道路は気持ちがいい

North County Trailway の看板North County Trailway の看板

North County Trailway を走り始めると、道路の幅からすぐに線路跡ではないかと思い始める。しばらくすると、道に関する説明パネルがあり、もともと線路だったことやパネルのある周辺の当時の話などが写真や図付きで書いてある。現存する Harlem Line と Hudson Line の真ん中を走っていた路線だったらしい。廃線がサイクリング道路として有効利用されるのはうれしいかも。でも、せっかくよいパネルを作ったのだから、マップにリンクを張って説明もネットで見ることができるようにしてくれればよいのに。

North County Trailway の説明パネル North County Trailway の説明パネル

North County Trailway の説明パネル North County Trailway の説明パネル

North County Trailway の説明パネル North County Trailway の説明パネル

残されたレール 残されたレール

ほんのわずかだが、レールを残しているところがあった。

野生のバラ 野生のバラ

北の方は沼地や湿地、池などが多い。NY の水瓶らしい。野生のバラが咲き茂っていた。

黄色い花 黄色い花

この黄色い花も群生してきれいだった。

鉄橋 鉄橋

鉄橋からの眺め 鉄橋からの眺め

ブラックベリー ブラックベリー

自転車を止めて茂みに入っている人たちを見かけ、何をしているのかと思えばブラックベリーがなっていた。そのほか、クレソンの群生箇所もあったが、かなり収穫されていた。

途中、タイヤの空気が抜けまくって、よくそれで走っていたなと思うほどのチャリに乗ったおじさんから空気入れを持っていないかと尋ねられたので入れてあげる。

まだ整備中のサイクリングロードなので、一部車道の横を走るところもあるが徐々に仕上がっていくのだろう。

疲れたけど楽しかったので少し頑張って全行程の 2/3 ほどを走り、ルートを外れて Hudson Line の Tarrytown 駅から電車に乗り帰途へ着く。残りは次回だと思っていたが、帰って調べてみると North County Trailway のほぼ 35キロの行程をちょうど制覇したようだ。残りは South County Trailway になるらしい。偶然の北側制覇。南側は20キロほどなので、ブロンクスの終点からそのまま我が家まで走って帰ることができそうだ。

以前乗っていたチャリは前傾姿勢になりハンドル、サドル、ペダルに均等に体重をかけて乗るタイプだったけど、今のはどっしり座るタイプでサドルへかなりの体重がかかっているタイプ。その違いが如実に出るのは長時間乗った後にお尻が痛くなることがひとつ。そして、下り坂の時スピードを出すとバランス的な関係でちょっと怖く感じること。構造上の限界があるけど、もっとハンドルに体重をかけるように乗らなければ。そして lulun のチャリのタイヤを少し細いタイプに買い替えることになった(1.9から1.5)。

Hudoson Line に乗るのは初めてだったが、川沿いを走る楽しい線だ。様々なデザインの橋も楽しめてよい。気に入った。

来週からチャリ通勤する kame の下見を兼ねて、Grand Central 駅からはチャリに乗って帰ることにした。直線距離なら近いものの間に川が流れているため、橋のあるところまで回らなければならず 30-40分ぐらいかかりそうだ。渡し船があるとよいのだが。

<おまけ>

独立記念日の花火 独立記念日の花火

今日は独立記念日。昨年までイーストリバーで上げられていた花火が、今年からマンハッタンの反対側の川ハドソンリバーに変更になった。例年通りだった家から間近で楽しめたのに遠過ぎ。わざわざ、すごい人出の中を行くのもいやなのでまあいいやと思ってパスして家でくつろぐことにした。なんと、遠いけれど家の窓から結構見えて楽しむことができた。

近所の倉庫でもラティーノの生バンドを呼んで、バーベキューをして盛り上がっていた。日本的感覚の忘年会みたいなものかな?ところで、近くに日本人の経営する会社もあって、日本人が集まってやはりバーベキューをしていたが、花火が終わって一段落すると解散したようだ(酔っぱらってぐったりしていたのもいたし)。12時まわっても音楽が鳴り止む様子のないラティーノたちとは体力、遊び方ともに違う。