Camp Smith Trailハイキング

このところ週末の天気があまり良くない。このままじゃ紅葉が終わっちゃう、と焦っても土曜日はまた雨。日曜日には回復しそうなのでなんとしても出かけることにした。当日はNYCマラソンなのでちょっと見物したい気もしたのだがここはやむを得ない。

Pulaski BridgeでNew York City Marathonの準備中 Pulaski BridgeでNew York City Marathonの準備中

マラソンのコースは家の近くを通るし、Pulaski Bridgeは中間点にもなっている。朝8時頃に通ったら何やら作業中。まだ道路は封鎖していない。

車椅子ランナー用の「下り注意」の看板車椅子ランナー用の「下り注意」の看板

Pulaski BridgeのたもとでNew York City Marathonの準備中Pulaski BridgeのたもとでNew York City Marathonの準備中

橋のQueens側のたもとでもいろいろ作業員が出ているようだ。交通量が少なくなることを見越してか、なぜかマラソンのコースを走っているチャリダー軍団をいくつも見かけた。

待機する仮設トイレ 待機する仮設トイレ

こういう時にちゃんと仮設トイレを十分に設置するアメリカは偉い。

例によってGrand CentralからMetro Northに乗る。目的地のManitouは朝晩二往復しか列車が止まらない、駅ではなくて停車場という感じのところ。ホームが短いことを予想して車掌にどこに乗ったらいいかを訊くと、最後尾の車両に乗れと指示があった。

ハーレム、ハドソンと川沿いをひた走り、Peekskillを過ぎてBear Mountain Bridgeの下をくぐり、しばらくして湿地帯の中に停車。開くドアは一つだけ。いわゆるホームはなく、いきなり踏切の上に降り立つ感じだ。よく見ると一応ホームらしきものはある。

Manitou駅の下りホーム Manitou駅の下りホーム

上りホームはもうちょっと長く(といっても列車一両分より短い)、一応バス停ぐらいの駅舎もある。

Manitou駅の上りホーム Manitou駅の上りホーム

ここで降りた客は何人かいたが、lulunとkame、それにもう一組の男女以外は地元民なのかさっさと姿を消した。ハロウィーンの翌朝なので朝帰りなのだろうか。

もう一組の乗客は山歩きをしそうな格好ではないが、車掌に帰りの時間を訊いているようだった。夕方の5時過ぎまで下り電車は来ないのだが、それまでこんなところで何をしているのだろうか。ちょっと心配。

Manitou駅を去る下り列車Manitou駅を去る下り列車

列車が走り去ると静けさが訪れる。湿地沿いの道を落ち葉を踏みしめながら川上の方に進む。Manitou Pointという、昔のお屋敷跡一帯を自然保護区にしたエリアがあるのだ。

Manitou Pointの跨線橋から見た線路とSugarloaf Hill Manitou Pointの跨線橋から見た線路とSugarloaf Hill

しばらく行くと線路を越える橋があり、そこから川上の方を見るとSugarloaf Hillがはっきり見える。低い山だが形の良くて高く見える。一度登ってやろう。

Manitou Point 青い実青い実

川辺をぶらぶら。秋らしく色々な実がなっている。

Manitou Point どんぐり どんぐり

どんぐりなんか山ほどある。六甲のイノシシに持って行ってやりたい。

Manitou Pointのお屋敷 Manitou Pointのお屋敷

お屋敷はリビングストン家というアメリカでは由緒ある旧家が建てたものだが、どこかのネイチャー系の団体(会社?)の所有になっている。が、このたび売りに出されているようで外に不動産屋の看板が立っていた。

Manitou Pointの紅葉Manitou Pointの紅葉

敷地内は紅葉がきれい。

Manitou Pointの紅葉Manitou Pointの紅葉

道路の方に行くと正門があって、一応案内板もある。

Manitou Point入り口の案内板Manitou Point入り口の案内板

張り紙によるとやはりお屋敷に入居していた団体が撤退したらしい。遊歩道のメンテナンスはその団体の職員がボランティアでやっていたそうで、その後釜を募集している、ということらしい。

Manitou Pointのボランティア募集の張り紙 Manitou Pointのボランティア募集の張り紙

道路に出て今回のメインイベント、Camp Smith Trailに向かう。紅葉の奇麗な森の中、ひんやりしたきれいな空気を吸いながら歩くのは気持ちいい。途中木々の間に見え隠れする家を見てあーだこーだ言いながら歩くのも楽しいが、いくら歩いても登山道らしきものが見えない。途中エネルギー補給の休憩を入れ、ようやくAppalatian Trailの入り口を発見。

Appalatian Trail入り口Appalatian Trail入り口

Appalatian Trailは有名ハイキングコースで東海自然歩道みたいなものだが、全長3500kmもあるというのがアメリカだ。

Appalatian Trail入り口の張り紙Appalatian Trail入り口の張り紙

ここから白いペンキのマーカーをたどりながら斜面をトラバースしながら登ると、青いペンキのマーカーのCamp Smith Trailと合流する。

Appalachian TrailとCamp Smith Trailの合流点 Appalachian TrailとCamp Smith Trailの合流点

高度が上がるにつれて木に残っている枯れ葉が少なくなっていく。足下には時折小さな紫の花が。

Camp Smith Trail 小さな紫の花 小さな紫の花

日本と違って赤く紅葉する木はあまりないが、わりと低いウルシのような木は真っ赤に紅葉してきれい。

Camp Smith Trail ウルシみたいな木の紅葉 ウルシみたいな木の紅葉

稜線上のわりと広い道を進むと東洋人のおじさんグループに遭遇。「あにょはせよー」と挨拶をして、lulunの韓国語とkameの英語でチャンポンな言葉を交わしてからさらに進む。その後もぽろぽろ歩いている人に遭遇。わりと人気のコースらしい。

数分でAnthony's Nose山頂に到着。いきなりハドソン川に視界が開けて思わず「おー」と歓声が上がる。眼下にハドソン、対岸には見渡す限りの紅葉。ここでランチタイム。

Camp Smith Trail Anthony's NoseからIona Island方向 Iona Island方向

Camp Smith Trail Anthony's NoseからBear Mountain方向 Bear Mountain方向

Camp Smith Trail Anthony's NoseからBear Mountain Bridge Bear Mountain Bridge

Camp Smith Trail Anthony's Noseから川上方向 West Point方向

休憩中もほかのハイカーたちがぽろぽろ姿を現す。すぐそばに座り込んだ若者3人組は、お弁当になんとポテチとコーラ、それにオレオ入りアイスクリーム(それも1クオート入りの容器で)。いくら運動しても太るぞ。

Camp Smith Trail Anthony's Noseからの下り Anthony's Noseからの下り

山頂からは岩だらけの急坂をひたすら下る。

Camp Smith Trail 不思議な落ち葉 不思議な落ち葉

途中でピンポン球を付けたような不思議な落ち葉を発見。

imgp1345.jpg Camp Smith Trail

だいぶ下ったところで道路と接近する。ここは狭いが駐車スペースがあって、ここから歩いてくる人たちがいるようだ。ここは軍の施設(Camp Smith)の入り口にもあたり、軍用地に入らないように注意を促す標識がある。ここからはCamp Smithとの境界線上を歩くので迷い込まないように随所に看板がある。

Camp Smith Trail 軍用地につき立ち入り禁止 Camp Smith Trail 軍用地につき立ち入り禁止

また少々登ってManitou Mountainへ。Bear MountainとさっきまでいたAnthony's Noseがよく見える。


Manitou MountainからBear MountainとさAnthony's Nose Manitou MountainからBear MountainとさAnthony's Nose

ここまで来るとPeekskillの街とハドソン川下流方向がよく見える。

amp Smith Trail、Manitou Mountainあたりから見たハドソン下流方向 Manitou Mountainあたりから見たハドソン下流方向

しばらくすると突如崖の上に到着。眼下は紅葉、湿地、線路、川、そして向こうにPeekskillとさらに向こうにBlue Mountain。

Camp Smith Trail 崖の上からの眺め Camp Smith Trail 崖の上からの眺め崖の上からの眺め

Camp Smith Trail 崖下の紅葉と湿地、線路 崖下の紅葉と湿地、線路

さらに下りが続く。低いところに降りてくるとまだ葉が散っていないので色とりどりの紅葉がとてもきれい。

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Camp Smith Trailの紅葉

Camp Smith Trailの紅葉

Camp Smith Trailの紅葉

Camp Smith Trailの紅葉

Camp Smith Trailの落ち葉の絨毯落ち葉の絨毯

落ち葉の絨毯も特に陽を浴びているところが色鮮やか。

Camp Smith Trail 旧料金所 旧料金所

しばらくしてついにゴールのBear Mountain Bridgeの旧料金所へ。ただしkameとlulunはここからさらにPeekskillまで道路歩き。

Camp Smith Trail 落ち葉の串刺し 落ち葉の串刺し

延々と歩いてきたからストックには落ち葉が折り重なって串刺しになっている。

狭い路側帯を車に注意しながら歩き、戦車なんかも展示してあるCamp Smithの正門前を通過すると川辺の公園がある。カヤック用の桟橋があって、これから漕ぎだそうという老夫婦が準備していた。夏場にはレンタルできる施設もあるようなので覚えておこう。

橋を渡って線路沿いをPeekskillの街へ入る。旧道らしき道を進み、駅前に到着。ビールを飲んで電車に乗ってGrand Centralへ。よく歩いた一日だった。

Manitou Point, Anthony's Nose


注:iPhoneの電池切れのためトラックデータは不完全。

コメント

「青い実」とキャプションをつけているのはノブドウ。神戸時代に山歩きしている頃も時折見かけていたもの。ようやく名前が判った。ノブドウの実に虫が卵を産み付けて、色が変わるっているのだとか。虫こぶということは、鮮やかな実の中どれも虫がいるということ。そう考えると、ちょっと気持ち悪いような。せっかく綺麗なのに。