Greenpoint:Newton Creek Nature Walk

我が家の近くに Nature Trail と呼ばれる公園スペースがある。笑い話にしかならない代物という噂を聞き、一度行かなければと思って数ヶ月、ようやく実現した。

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

ネイチャートレイルの入り口。日の出から日没までしか開いていないのに、立派な照明施設があるのは何故?

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

ここの看板は、Trail ではなく Walk となっていた。

Newton Creek Nature TrailNewton Creek Nature Trail

バリアフリーの設備も立派。

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

コンクリートの壁に挿まれた通路のどこがネイチャー?どこがトレイル?

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

監視カメラの目の光る通路をまっすぐ進んで 90度曲がった通路の先に Newton Creek が姿を現す。

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

このスペースで誰がくつろぐというのだろうか?壁に何カ所か扉があったから、中で働いている人がお昼を食べにでも出てくるのか?この汚い運河に。夏の悪臭は相当のものだとか。上流はさらにひどいのだから恐ろしい。

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

左手前は資源回収ゴミ置き場。その先には朽ち果てたような橋が立ちはだかっているので、イーストリバーから Newton Creek に入ってくる船はここどまりで、先には進めないようだ。

Newton Creek Nature Trail Newton Creek Nature Trail

左手前が Newton Creek Nature Trail(ブルックリン)、右手前がクイーンズの LIC、Pulaski Bridge の先にマンハッタン。

人気がなく、不気味な空気が漂っていて、一人で来るのは怖いねと話していたら、帰る頃になると我々と同じような物好きが 4人ほどやってきた。びっくり。

何十年もの間油を垂れ流していたこの周辺の石油関連の会社が、運河の浄化というやるべき社会的事業にはあまりにも費用がかかりすぎるので、公園を作ってお茶を濁したのだとばかり思っていたが、帰って調べてみたらお役所の仕事だった。この Nature Trail の横にある施設は NY 最大級の下水処理施設で、そこを管轄している環境保護局が造ったらしい。2007年秋に出来上がった Newton Creek Nature Trail は、全長 250メートルほどのもので、完成までに 9年の歳月と 320万ドルという費用をかけたそうだ。

Pulaski Bridge のブログでも書いたが、Newton Creek の汚さは、NY の膿のひとつ。なんとかすべきなのだが、景気の悪い時代に突入してしまったので、どうなることやら。もし、2012年のオリンピック招致合戦でロンドンに破れていなかったら、Nature Trail の上流にある Queens の Hunter's Point に選手村の建設をしていたので、浄化事業に着手した可能性があったのだが。今となっては、高層マンションが増えてきている LIC にお金持ちがたくさん住むようになって、この周辺で使う税金が増えることを願うしかないだろうか。ただし、かなり有害なというか危険なものが堆積しているので、必要となる費用は莫大でワシントンからの援助がないととても無理なのが現実のようだ。