Jamaica: El Huarache Azteca

評価:4/5点4 stars

Jamaica(ジャマイカではなくハマイカ)に行ったのは市場だけではなく、ワラッチを食べるという目的もあった。なぜかここはワラッチの激戦区らしい。

El Huarache AztecaEl Huarache Azteca

市場の西側の通りを北上すると、右側の一番奥にある店がお目当てのEl Huarache Aztecaだった。他の店もそうだが、すごい人だかり。昨夜Churreria El Moroで同様の光景を目にしていたので驚きはしないが、こりゃえらいことになっとるわ、と一瞬怯む。せっかくここまで来たし、ほかを探すのもかえって大変なので待つことにする。

El Huarache Aztecaの持ち帰り用鉄板店頭の持ち帰り用鉄板

店頭のメニューを眺めてもHuarrache Mexicanoとか書いてあるだけで、具体的な内容がよくわからない。通りかかった店員がメニューをくれたのでそれを見ると説明が書いてあるので一安心。店頭の鉄板では次々と持ち帰り用のワラッチが焼かれていく。時折薄く伸ばした肉も焼かれているのであれはきっとcesinaだな、とあたりをつける。

El Huarache Aztecaのメニューメニュー

しばらくしてから隣に立っていた人に訊くと、脇の方に受付をしているおじさんがノートに名前を書き込んでいて、順番に席に案内されるということがわかった。受付を済ませてからが長い。そう大きい店ではないし、日曜の午後なので家族連れが大勢で食べに来ているから回転が遅い。朝にHotel Majesticでたっぷり食べてきたのが幸いしたが、お腹がすいてから来てたら餓死してたところだ。でも、メキシコ人たちはイライラせずに辛抱強く待っている。韓国人と違って食べるために並ぶのが平気なのか、それとも元々効率を重視しない文化だからか。

賑わうEl Huarache Aztecaの店内賑わう店内

一時間も待っただろうか。3時を過ぎてからようやく呼ばれて運良く厨房前のテーブルに着席。見ていると実際にワラッチを焼いているのはさらに奥で、ここでは仕上げやワラッチ以外の料理を作っているらしい。大勢の店員がフル回転している。

El Huarache Aztecaの厨房厨房

注文したのはグリーンモレとcesinaのワラッチ。グリーンのモレは存在すら知らなかったし、Cesinaは塩漬けにした牛肉で、East Harlemで出会ってからこれは美味いものに違いない、と確信していたものだ。

El Huarache Azteca: Cesina enchilada con salsa rojaCesina enchilada con salsa roja

でかい肉切れがほとんどワラッチを覆っている。サルサは赤か緑を選べるので赤を選択(lulunは緑が食べたかったようだが)。NYで食べた物ほど塩がきつくなく、じんわりと味わいがあってうまい。ワラッチは表面がかりっとして中にはリフライドビーンズのペーストが入っている。うまい。これはわざわざ来て延々と待った甲斐があった。

El Huarache Azteca: Mole Verde con polloMole Verde con pollo

緑のモレは細かく裂いた鶏肉入り。普通のモレは十三で食べたことがあったが、たいしてうまいものだという印象はなかった。こいつは違う。うまい。あとで調べてみるとゴマやカボチャの種がベースになっているようで、そりゃうまいはずだ。まああの十三のモレは缶詰だったから仕方ないとして(それに料理もたいして上手じゃない)、本物のモレとはうまいものだ、と認識を一新した。これは発見だ。

El Huarache Azteca: 緑と赤のサルサ緑と赤のサルサ

テーブルにはお決まりの赤と緑のサルサが用意されていて、辛さのコントロールと味の変化が楽しめる。

El Huarache Azteca: VictoriaのMichelada VictoriaのMichelada

lulunが頼んだ飲み物はビールに塩とライムが付属するMichelada。いかにも暑い国の飲み物だ。Victoriaは軽いがちょっと色が濃くてわずかに甘味がある。こちらではポピュラーらしいがアメリカでは見たことがない。

   El Huarache Azteca: メロンジュースメロンジュース

kameはメロンのjugo。しっかりとメロンの味がする。

ワラッチは大きいし厚みもあるのでかなり食べでがある。食べ終わる頃には待っている客がようやくいなくなった。もう4時。満腹になって再び市場に向かって歩き出すと、そのへんの店はもう後片付けをしている。屋台も店じまいを始めている。遅い昼食が一日の中でメインの食事だとは聞いていたが、これに慣れるにはしばらくかかりそうだ。


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