Astoria:リトル・バングラデシュとアストリア事情

ブラジル料理屋 Malagueta に行った際に、偶然アストリアのリトル・バングラデシュを発見した。場所は 36th Ave で、地下鉄の 36th Ave の駅から 26th St までの短い区間。ここの縦の道は何度か自転車で通っていたが横にこんなエリアが潜んでいたとは、まったく気がつかなかった。

バングラデシュ食材屋 バングラデシュ食材屋

バングラデシュ食材屋のスパイス バングラデシュ食材屋のアタ

ちょっとしたスパイスやアタを始めとした粉類、豆類、米など一通りのものは揃っているので、インド、スリランカ方面の料理をするときに、材料が多少足りないぐらいだったら、わざわざジャックソンハイツやフラッシングまで足を伸ばしたり、割高なマンハッタンのリトル・インディアに行かなくても済む。大収穫。

バングラデシュ食材屋の猫 バングラデシュ食材屋の猫

食べ物には関係ないけれど、バングラデシュ食材屋にいた猫が人懐っこくてかわいかった。日本だったら嫌われるかもしれないけれど、NY では飼い猫のいるお店たくさん。特にお洒落でないエリア。

店にあった sooji という得体の知れない粉が気になったので、帰ってから調べてみるとセモリナの粉で、レーズンやナッツ入りのスイーツを作るのに使われたりするとか。セモリナの粉って、アタは別に売っていたし、いったい何が違うの?このあたり、まだまだ分からないことがいっぱいのインド料理だわ。

インドの月桂樹 インドの月桂樹

バングラデシュ産なんだけど、インド料理のレシピで知ったものだから意識の中では「インド」。そして月桂樹でもないのだけれど。以前から気になっていたけれど、ツイッターで話題になったことがきっかけに気になり度アップで購入してみた。次回のインド料理から使ってみようと思っている。月桂樹のようには香りは強くない。これを入れる効果はどういったものになるのだろう?楽しみ。

バングラデシュの散髪屋 バングラデシュの散髪屋

狭いエリアだけれど、散髪屋とか食事するところなどが集まっている。

ニューヨークのリトル・バングラデシュを調べてみたら、有名なのはブルックリンの方だった。Prospect Park と Green-Wood Cemetery の間にあるらしい。

最近アストリアに行くとつくづく感じるのは人種のるつぼだということ。NY 自体そうなのだけど、アストリア特有の混じり方があるし、8割以上を白人が占めるという特殊なエリアで暮らしていると、その違いをものすごく感じる。最初はアストリアってギリシャ人の街と聞いたけど、実際にはだいぶ違うので、調べたネット情報をまとめてみると:

元々はオランダ人とドイツ人が住み出して、そこにイタリア人がやってきた。うんうん、今もイタリア系食材屋やデリがたくさんある。

60年代になってからギリシャ系(アルバニアやキプロスも含めて)の数が顕著になってきて、3万人ぐらいの NY で最大のギリシャ人コミュニティができあがった。

70年代半ばになるとレバノン移民を皮切りに、エジプト、チュニジア、イエメン、モロッコなどの中東の人が流れてきて。90年代には Steinway St(28th Ave と Astoria Boulevardの間)はアラブ人街が形成されるほどになったとか。

90年代は、36th Ave あたりに住み出したブラジル人を筆頭にしたラティーノ達、そして、ボスニア、アルバニア、南米(特にガイアナ)の人の数も目立ち始めた。

最近では、インド、パキスタン、バングラデシュといった南アジアからの人たちのコミュニティも大きくなってきているとか。でも、アストリアって、韓国人や日本人、中国人も結構いるし、マンハッタンとはまた別の混ざり具合がある。なかなか、ホットでおもしろいエリアだ。少しずつ開拓していかなくては。

P1010194.JPG 36th Ave の駅にて

「一日の終わり」