評価:3/5点![]()
めったに行かないWashington Heightsなので、United Palace Theaterの近くのドミニカ料理屋(共和国の方だ、念のため)を探した。一番手ではないが、けっこう使えそうだったのがこのEl Tipico Dominicano。
見た目はラテンなダイナーといったところ。
入口脇にガラス張りの厨房が見える。うまそうな鶏を焼いているので、よし、これを食ってやろうと心に決める。El Maleconに振られた後遺症か。
店内は一応英語は通じる。席について天井を見上げると何とも言えない装飾だ。
メニューを見てMofongoという単語を見て思い出した。そうだ、ここは緑のバナナを潰して焼いたモフォンゴという料理があるのだった。いかにもlulunが好きそうな一品。そこでそのモフォンゴとローストチキンを注文。ビールは?と聞いたらプレジデンテという聞き慣れない名前のがあったのでそいつに。
お通しはガーリックトースト。けっこううまくてビールが進む。いや、ここでこんなものを食べたら料理が入らなくなる、と思って自重。量が多いのは周囲のテーブルの様子からも推測できる。
ビールはピルスナーで香り、苦味のバランスのとれたサッパリ系。暑い国らしいビールだ。
期待のモフォンゴだが、里芋とサツマイモの中間のようなずっしり重い食感だ。バナナの香りはあまりしない。これは何かに似てるな、と思ったら、それもそのはず、ハイチ料理屋で食べたバナナの姿煮がまさにこれと同じ。そういえば田芋もこんな感じだったかな。
モフォンゴのラインアップには色々な具との組み合わせが出ていたが、選んだのはチチャロン入り。メキシコのチチャロンとは違い、豚の皮だけでなく肉も少し付いている。肉はけっこう固いが噛むほどに味がしてよろしい。バナナだけだと短調になりそうだが、このチチャロンの存在が効いている。他の具にはエビなんかもあって、これはバナナに混ざっているのではなく上に載ってくるだけのようだ。
ローストチキンはまあ普通。これならやっぱりPio Pio Rikoに軍配が上がる。ソースがウェイトレスのおばちゃんによると「グレイビー」だったのもちょっと不思議。ドミニカでもこういう食べ方をするのだろうか。
これにお決まりのご飯と豆が付属するが、そのご飯の量が半端じゃない。写真のビール瓶と比べてほしい。軽く4人分はある。これが果たして一人分のご飯なのか二人分のご飯なのか定かではないが、モフォンゴにご飯がつくとは考えにくいので一人分かな。いや、モフォンゴライスという食べ方がありえないとは言い切れない。ラーメンライスだってあるわけだし。
豆はスープ状で、例によって味が良い。こういうところの豆は大きく外れることはないが、ここのは中でも良い方のようだ。
満腹になって時計を見たらちょうど7時半。コンサート前なので店は大変な混雑だ。他の客もいかにもこれからMark Knopflerを観に行きそうなスペイン語ができない50代ぐらいの白人客が多い。いつもとは客層が全然違うのだろう。
混んでいるので何とか会計をして外に出る。モフォンゴはなかなか気に入った。機会があったらまた食べてもいいな。
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