Staten Island:Boat Graveyard

かなり前に kame がスタッテン島に「船の墓場」があるという情報を聞きつけてきた。船の墓場なんて、そそられるではないか。しかし、かなり不便なところにあるのでなかなか訪れる機会を見つけることができなかったのだ。快晴の日曜日、決行の日がやって来た。

日, 2015-06-07 11:03 - Whitehall Terminal Manhattan (South Ferry)Whitehall Terminal Manhattan (South Ferry)

スタッテン島はニューヨーク市の 5 boro の一つではあるものの遠い。ダウンタウンから乗るフェリーは無料なので交通費は安くあがるものの時間がかかる。そして、船の墓場にははフェリー乗り場から電車に乗り換えて移動し、そこから自転車で向かう。ちなみに、フェリー乗り場からバスで行くと1時間かかるそうだ。今まで何度かスタッテン島は訪れているものの、電車に乗るのは初めて。初めての電車は楽しい。

日, 2015-06-07 11:31 - MTA Staten Island RailwaySt. George Ferry Terminal

Littel Italy Groumet でお昼を仕入れて、Historic Richmond Town 内にあるベンチで昼食。風が心地よい、年に数回しかないぐらいの快適な日だ。ただし、スタッテン島は税金をあまり納めていないようで、路面が悪い。交通事故にあった野生動物の姿もたくさん見かける。

日, 2015-06-07 13:21 - Historic Richmond Town, Staten IslandHistoric Richmond Town, Staten Island

船の墓場を目指すが、木が茂ったり壁があったりで見えないと思い諦めかけた時に、目的地はまだ先だと気がついた。危ない危ない。スタッテン島はやはり広い。スイカズラの花が咲き誇っている。そして、マルベリーがたくさんなっている。だれも見向きもしないのか。もらって帰ってジャムにしたいぐらいだが、今日の目的は違うので先を急ぐことに。

日, 2015-06-07 13:58 - Mulberry
Mulberry

そろそろと思ったあたりも、ひたすら木が視界を遮っている。木が茂る前の季節に来るべきだったのか。不意に並木が切れてお墓になっている部分が現れる。ここが噂のアクセスポイント。目で確認できる船の数は多くはないが、水の中には沈んでいる船もずいぶんいるのだろうか。もっと近づくことのできるポイントはないかと探してみたが見つけることができなかった。閉ざされた扉や塀の隙間から多少垣間見ることのできる場所があるぐらい。

日, 2015-06-07 14:22 - Boat GraveyardBoat Graveyard

ところで、船の墓場へのアクセスポイントであるお墓が Sleight Family Graveyard という名称が付いていて、スタッテン島に最初に入植した人たちのお墓という歴史的場所であるらしい。紙の自転車マップにランドマーク印が付いているのに気がついたのは帰宅してからのこと。

日, 2015-06-07 14:16 - Boat GraveyardBoat Graveyard

1968年という50年ほど前の上記URLを含めたもろもろの資料によると、あのあたりはニュージャージー行きのフェリーの係留地だったところで、その後くず鉄集積場になったようだ。

日, 2015-06-07 14:18 - Boat GraveyardBoat Graveyard

かつて、American Linoleum Manufacturing Co. の工場があり、対岸のジュージャージからも大勢フェリーで通勤してきていた。1928年に工場が閉鎖され、フェリーの利用客が激減したうえ、同じ年に NJとスタッテン島を結ぶ Goethals 橋と Outerbridge Crossing 橋のふたつの橋が完成したこともあり、1916年から始まったフェリーの運行は1929年に幕を閉じたということだ。

日, 2015-06-07 14:18 - Boat GraveyardBoat Graveyard

船の墓場にいる船は Blazing Star Ferry のものだけなのか、その後ほかの役目を終えた船もやって来たのかまではわからないが、Blazing Star Ferry の船だとすると90年近くあの場所にいるということになるけどどうなのだろう。ずっと以前に撮られた船の墓場の写真には、今回見たものよりも多くの船が写っている。見えなくなったものは水の下にいるのだろうか。それとも、回収されてリサイクルされたのだろうか。

日, 2015-06-07 14:17 - Boat GraveyardBoat Graveyard

ネットで 1920年代前半にフェリー乗り場の前の大通りをトロリーバスが走る写真を発見した。彼の地にそんな歴史があったとは今はとても想像がつかない。とくに、船の墓場あたりを過ぎて南西に進んだあたりの Arthur Kill Ave は負の力が充満していて、一刻も早く逃げ出したいようなそんな重い空気が漂っていた。

日, 2015-06-07 14:20 - Boat GraveyardBoat Graveyard

ところで、船の墓場の北側にある Freshkills Park がかつて世界最大の夢の島だったことも今回スタッテン島に関して学んだことの一つだ。1948年から入江や湿地だったところがゴミ捨て場となり 2001年に閉鎖されるまで、その規模はセントラルパークの3倍の面積に及び、一番高い地点は自由の女神よりも高かったとか。50年で溜め込んだゴミをどのように処理したのかとか、今はゴミはどこに行っているのだろうと気になるが、今回の調査はこのぐらいで一旦やめておこう。

日, 2015-06-07 14:29 - Boat GraveyardBoat Graveyard

また、ここはメタンガスを採集できるらしく、Con Edison の1200ドル/年の収入源にもなっているらしい。

日, 2015-06-07 16:11 - the Statue of Liberty 自由の女神the Statue of Liberty 自由の女神

乗り物に乗っている時間が長く、実際にスタッテン島で走ったのは1時間半程度だったのだが、ふたりとも疲れ果ててしまった。最寄りの駅 Huguenot に辿り着いた時にはぐったりだった。負の空気のせいだろうか。でも、快適ななかお出かけ出来たし、懸案がひとつ片付いたのでよしとしよう。

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